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よく見る「日々ビジネスを取り巻く環境は変化しています。そのため企業は○○をしていく必要があり…」という内容。言わずもがな、だと思います。
ですがこれは占い師に「最近悩んでることありますね?」といわれるようなものです。
つまり、問題の本質を捉えていないということです。
経営問題は平均化されていて、解決策もたくさん提示されていて、その上で未だに問題があふれている…?そんなことってあり得るのでしょうか。
私は、企業1社ごとに問題も課題も、解決策も、プロセスも何もかもが違うと考えております。当然です。要因は様々ですが、まず大前提として「人」が違うためです。
こと経営・ビジネスに関する「すべき論」は、この瞬間にも「すべきではない論」に変化する可能性、もしくは実際に変化しています。本当に語るべきは少なく、時代や環境変化でも色褪せません。
では変化しない根本的な本質とは。
それはビジネスとは「人」が「人」に行っている諸活動の一つに過ぎないという事実です。
中小企業診断士も言わば「国が認めた経営の専門家」という一つの機能であり、その機能を提供するのは人であり、便益を享受する対象もまた人であるということを忘れてはいけないと考えています。
最終的には「人と人を大事にしている」という結論にいたる理由です。
そのうえで目標達成や課題解決についての機能的なお話を3つ記載します。
概要
機能的なお話-2-
中期的に考えると、「外部の人の目」というものがどうしても必要になります。
経営は人が行っている活動であるからには避けて通れません。
内部の目、主観的な意見、中からの同じ角度、いつもと同じだと気づけない。
分野や業界に精通した専門家、何もかも知っている人ほど、新しい発想を生み出すことが難しくなります。何故か。スペシャリスト故に、何もかもを知っているからです。
皮肉にも、これまで組織として培った能力や知識・経験、人材、といった自社の強みや専門性の高さ全てが、課題や問題解決の視野を狭くします。近視眼的状況は、能力の高低や規模の大小に関わらず、必然といえます。
外部の目、客観的な意見、外からの違う角度、切り口だからこそ気付ける
お客様(取引先)目線が重要と叫ばれる理由は、意識していても自社や同業界の目線で物事を考え、判断してしまうためです。
結果、徐々にではありますが、確実に新たな価値創出や改善行動の創発は難しくなります。
また、経営バランスが損なわれているにも関わらずその事実を認識できていない、自浄作用が機能しない状況は致命的です。
この問題が客観性を有するコンサルタントという職業を存在可能にする理由でもあります。
そこで、国に認められた経営コンサルタントである、中小企業診断士としての出番です。
幅広い業界業種の知見活かし、課題・問題解決にて提案させていただきたいと考えております。
まず、現状の課題や問題を認識しましょう。
その為には、内部の人・外部の人、更に言うと「○○の視点」が大切です。
財務諸表についてのお話でも触れましたが、人と人を大事にする理由の一部に、コンサルタントにおける機能的価値のコモディティ化が顕著で人・モノ・情報といった代替品が氾濫している、という側面も否定できていません。