小規模事業者持続化補助金について

個人事業主から法人まで幅広く申請可能で身近な補助金です。

採択率も比較的高めですが、適切な計画書を作成することが要件となります。

 

私、菅原も2021年度、仙台で小規模事業者持続化補助金を申請しました。

採択された経験から、主に経営計画書の作成と申請までに要する時間など

全体の流れを感想として記します。

 

持続化補助金とは | 経済産業省 中小企業庁 (mirasapo-plus.go.jp)

 

Q1.経営計画書の作成をどうすべきか?

Q2.どの程度時間がかかるのか?

Q3.実際に小規模事業者持続化補助金を活用したい

 

非常に幅広く活用可能な小規模事業者持続化補助金。

皆様も耳にしたことがあるかと思います。

要件や申請、採択などの詳細な情報・内容もweb上に網羅されております。

そのため比較的とっつきやすい補助金と言えます。

 

Q1.経営計画書の作成をどうすべきか?

小規模事業者持続化補助金ですが、ざっくりと毎回の採択率は5割(枠によって変動)程度。

と言えば採択率も高いと感じるかもしれません。

しかし、そのためには採択されるための経営計画書を作成する必要があります。

当然ですが、この要件をどのように考えるかで入り口が違いますので、出口も間違えます。

 

まず、提出書類の1つである経営計画書が優れているかを事務局側が判断し採択を可否します。

経営計画書が優れている=補助金の本旨に沿っているというのは大前提です。

 

そして採択は計画書の相対比較によるものです。

単純に白か黒か、右か左かの採択率50%ではなく、適切な計画書が順次採択されていく訳ですね。

応募される皆様も採択されようと計画書をしっかりとまとめていることは間違いありません。

しっかりと書き上げましょう。

 

重要なのは、有意義な事業であることを制限のあるスペース内で

採択判断をする担当者の方にしっかりと伝えるきることができるかどうか、です。

 

申請書式と向かい合うとわかると思いますが、あれもこれも記載するスペースは全くありません。

ピンポイントな構成が求められます。

 

例えばですが

・財務諸表から計数を抜き取り羅列しただけ

・見様見真似の計画書

・数値根拠の無い思いつき・突飛な内容

・感情論が入り込んでいる

こういった計画書は導入部分で即座に除外されるでしょう。

 

また、申請要件に合致し、経営や事業インパクトへも大きく、顧客ニーズを満たす内容であっても

相手方担当者に伝わる・刺さる計画書でなければ採択に結びつかないことにご留意ください。

 

Q2.どの程度の時間がかかるのか?

こちらの小規模事業者持続化補助金ですが

前述の通り私も2021年度に申請し、採択された経験があります。

その際の全体採択率はやはり5割ほど。

近場の某認定支援機関での申請採択割合は4割弱程度と伺いました。

 

実際、隙間時間でどうにかしようかと考えておりましたが

思ったより手間がかかるなというのが率直な感想です。

 

理由としては、計画書に必要な事業沿革、今回の補助金を利用の判断根拠(数値)は当然として

提出書類なども若干煩雑であったかなと感じました。

申請書類の入手から申請完了するまでに要した具体的な時間は1週間・20時間程度でしょうか。

くれぐれも経営計画書の作成時間ではないことにご留意ください。

 

経営計画や事業計画策定の経験有無、得手不得手によって作成時間の変動は大きいと思います。

私菅原は中小企業診断士としてある程度の知見を持ち合わせていると自負しておりますが

実際に作成に1か月を要した方もいらっしゃるとのお話もあります。

概ねの目安にしていただければと思います。

 

Q3.実際に小規模事業者持続化補助金を活用したい

・まず何から手を付ければいいかわからない

・作成する時間が無い、中々作業が進まない

・経営計画書・事業計画書をどの程度の量・質感で作成するべきか判断できない

・経営計画書を外部向けに作成したことがない、そもそも作ったことが無い

 

小規模事業者持続化補助金の申請を検討するにあたり

お悩みがございましたらお声がけいただければと思います。

 

実際に対象事業者の経営規模において本補助金は大変有効だと考えております。

 

アドバイスや実際の作成まで、お問い合わせフォームよりぜひお気軽にご相談ください。